「あ、まってよテッド君!」 「……」 「ねえ、今日は天気がいいよ。甲盤に行かない?」 「……」 「まあ、今行かなくてもいいか。そうだ、お腹すかない? 何か買ってこようか」 「……」 「とりあえず何か買ってくるね! おまんじゅうでいい?」 「……」 「買ってきたよテッド君! はい、これ」 「……」 「あれ? 嫌い? じゃあこれは。蟹入り」 「……」 「えっと、ごめん。今日はおまんじゅうは嫌だったのかな。 ……どうしようこれ」 「……」 「……え? あ、ありがとう! どっちがいい? うん、じゃあはい!」 「………………捨てるのが勿体無いだけだ」 「ありがとう! 今日始めて返事してくれたね!」 「……」 「おいしいね」 「……」 「あ、テッド君も弓鍛えたんだよね。良かったら見せてくれないかな?」 「……おい」 「! うん! なに!?」 「五月蝿い。俺に構うなって言ってるだろう……」 「………………ごめん」 「……俺は戻る。ついてくるな」 「あ、でもテッド君」 「……」 「今日の午後から僕とテッド君とカイルさんとチープー君で島に行くって。そろそろ上に行ったほうが」 「…………」 「行こう? テッド君」 「…………………………ああ」 振られても振られても負けないアルド。何気なく支援にカイル。 |